Komorebi 1.1.0-beta4 リリースノート
⚠️ 【重要】バックエンド環境のアップデートに関するお願い
今回のアップデートに伴い、連携スクリプトである resolver.lua の改修を行いました。
EDCBバックエンドでご利用の際は、本バージョンを正常に動作させるためお手数ですが、以下のいずれかの方法でスクリプトを更新してください。
- 自動更新(推奨): 本リリースに添付の
Komorebi Configrator-v4またはsetup.shを再度実行し、スクリプトを再生成・再配置してください。 - 手動更新: 新しい
resolver.luaの内容を手動で編集し、所定のディレクトリに上書き配置してください。 KomorebiConfigurator-v4.zipにsetup.sh、resolver.luaを添付しておりますので、ご活用ください。
✨ 新機能 (New Features)
- ファイルライブラリ(SMBプロトコル)経由の動画視聴に対応
- NASや共有フォルダ上の動画ファイルを直接再生できる機能を追加しました。
- 再生エンジンには
libVLCを採用し、幅広いコンテナ・コーデックの再生に対応しています。
※ libVLCを採用したことにより、apkのファイルサイズが大きくなっております。ストレージの容量等にはご注意ください。 - 設定画面からSMBサーバーの追加が可能になりました(スマホからのQRコード連携による連続登録、およびリモコンでの手動入力に対応)。
- 時間連動テーマ(木漏れ日・カイル)の実装
- 朝・昼・夕方・夜の時間帯に合わせて、自動的にUIのカラーパレットや背景のグラデーションが美しく変化する「時間連動テーマ」を追加しました。
- 設定の「ホーム・表示設定」>「基本テーマ」から「時間連動テーマ」を選択することで利用可能です。
🛠️ 改善・仕様変更 (Improvements)
- SMB再生時の外部チャプター読み込みに対応
- 動画ファイルと同じ階層にある
.chapter(TvtPlay / JoinLogoScp 形式)および.chapter.txt(Amatsukaze INI形式)の自動読み込みに対応しました。 - CM区間(自動スキップ帯)と本編のチャプターマーカー(点)を自動で判別し、シークバー上に統合して表示します。
- MP4ファイル等に埋め込まれている内部チャプターを最優先で読み込み、外部チャプターと競合しないようロジックを統合しました。
- 動画ファイルと同じ階層にある
- ライブ視聴時(生TS)のハードウェアデコーダ安定性向上
- 放送波特有のPTS(タイムスタンプ)の揺れによって生じる、デコーダのパニック(ブロックノイズや緑画面、大量のフレームドロップ)を軽減するための対策を導入しました。
- ExoPlayerの
Audio Tunnelingを無効化し、非同期キューイングを強制することで、ハードウェアデコーダのクラッシュからの復帰力を高めています。
- EPG(番組表)のUIブラッシュアップ
- 左側の時間軸(時間バー)の背景色を固定色からテーマのベースカラー(Surface)に馴染む合成色に変更し、ライトモードや時間連動テーマ適用時でもUIが浮かないように改善しました。
- 再生中のスリープ(アンビエントモード)防止機能
- Fire TV StickなどでSMB動画を再生中、リモコン操作がないと勝手にスクリーンセーバーに移行してしまう問題を防止するため、明示的な画面オン維持(
keepScreenOn)を適用しました。
- Fire TV StickなどでSMB動画を再生中、リモコン操作がないと勝手にスクリーンセーバーに移行してしまう問題を防止するため、明示的な画面オン維持(
🐛 バグ修正 (Bug Fixes)
- EDCBトランスコード視聴時の不具合を修正
- EDCBをバックエンドとした際、トランスコードでの再生が正常に開始されない・エラーになる問題を修正しました。
- SMB再生時のシークバーの挙動・チャプターに関する不具合を修正
- ネットワーク越しにVLCで動画を開いた際、再生時間が
00:00と現在時間を激しく往復して点滅するバグを修正しました。 - VLCがTSファイルの長さを
0として返してきた場合でも、外部チャプターの最終マーカーから仮の動画長を逆算し、シークバーが正常な縮尺で機能するように修正しました。
- ネットワーク越しにVLCで動画を開いた際、再生時間が
⚠️ 既知の不具合・制限事項 (Known Issues)
- SMB経由での生TS再生時のブロックノイズについて
- 一部のAndroid TV / Fire TVデバイスにおいて、SMB経由で「生TSファイル」をハードウェアデコードで再生すると、シーク時などにブロックノイズが発生する場合があります。これはデバイスのデコーダチップの仕様(H.264の特定構造やPTSの揺れへの耐性不足)に起因します。安定したシークと再生を行うためには、録画ファイルをMP4等へエンコード(トランスコード)してからの視聴を推奨します。
- SMB再生時のサムネイル・シークバータイルについて
- ネットワーク帯域とデバイスの負荷を考慮し、現在のところSMBファイル再生時のサムネイル画像およびシークプレビュー(タイル画像)の表示には対応していません。
📖 新機能の使い方ガイド
📂 1. SMBサーバーの登録方法
SMBサーバー(NAS、Windows共有フォルダなど)を登録することで、ネットワーク上の動画ファイルを直接再生できるようになります。登録方法は「スマートフォンを使ったQRコード連携(推奨)」と「リモコンでの手動入力」の2種類があります。
方法A:スマートフォンを使ったQRコード連携(推奨)
長いIPアドレスやパスワードをテレビのリモコンで入力する手間を省ける、非常に便利な方法です。
- 設定画面を開く
- トップ画面のサイドバーから「設定(歯車アイコン)」を開きます。
- SMBサーバー追加ダイアログを表示する
- 「接続設定」カテゴリを選択します。
- 下部にある「ファイルライブラリ (SMB) 接続設定」の**「新しいSMBサーバーを追加」**を選択します。
- QRコードを読み取る
- 画面中央に大きなQRコードが表示されます。
- お手持ちのスマートフォンのカメラアプリでこのQRコードを読み取ります。
- スマホのブラウザで「Komorebi SMB設定」画面が開きます。(※テレビと同じWi-Fiに接続している必要があります)
- スマホから設定情報を送信する
スマホの画面に以下の項目を入力します。- 表示名 (必須): 例「リビングのNAS」「録画PC」など、お好きな名前。
- IPアドレス (必須): 例「192.168.1.10」など、NASやPCのローカルIPアドレス。
- ポート番号: 通常は「445」のままでOKです。
- ユーザー名: 共有フォルダにアクセスするためのユーザー名。(誰でもアクセスできるゲスト設定の場合は空欄でOKです)
- パスワード: ユーザーのパスワード。(ゲストの場合は空欄)
- 入力が完了したら、スマホ画面の**「送信」**ボタンをタップします。
- 登録完了!
- テレビ画面に「設定を受信しました!」というトースト(通知)が表示されれば成功です。
- 💡 便利なポイント: テレビ側のQRコード画面は開いたままになるため、複数のSMBサーバーがある場合は、スマホから連続して何件でも送信・登録が可能です。終わったら「閉じる」ボタンでダイアログを閉じてください。
方法B:リモコンでの手動入力
- 上記手順の 1〜2 と同様に、「新しいSMBサーバーを追加」を開き、QRコード画面を表示させます。
- 画面右下にある**「リモコンで手動入力」**ボタンを選択します。
- 手動入力ダイアログが開くので、リモコンのキーボードを使って、表示名、IPアドレス、ポート番号、ユーザー名、パスワードを入力します。
- **「追加」**ボタンを押すと登録が完了します。
📝 SMBサーバーの編集・削除
登録済みのSMBサーバーを選択すると、「編集する」か「削除する」を選択するメニューが表示されます。
📌 2. ファイル・フォルダのピン留め機能
よく見るフォルダ(例: 「アニメ録画用フォルダ」「映画フォルダ」)をトップ階層に「ピン留め」しておくことで、毎回深い階層まで潜る手間を省くことができます。
- ピン留めしたいフォルダ・ファイルを開く
- トップ画面のサイドバーから「ファイルライブラリ(フォルダアイコン)」を開きます。
- リスト形式表示で登録したSMBサーバーを選択し、目的のフォルダ(またはファイル)がある階層まで進みます。
- ピン留めを実行する
- 目的のフォルダ(またはファイル)にフォーカスを合わせます。
- リモコンの**「右ボタン」を押してサブメニューを表示し、「ピン留めする」**を選択します。
- ピン留め完了!
- 画面下部に「ピン留めに追加しました」と表示されます。
- 以降は、ファイルライブラリを開いた最初の画面(ドライブ一覧の上)に、ピン留めしたアイテムが常に表示されるようになり、一発でアクセス可能になります。
📝 ピン留めの解除
ピン留めを解除したい場合は、ピン留めされたアイテム(または元の場所にある同じアイテム)にフォーカスを合わせ、再度**「右ボタン」を押してサブメニューを表示し、「ピン留め解除」**を選択すると解除されます。
Full Changelog: 1.1.0-beta2...1.1.0-beta4